製作事例

インジェクション成型していたドレンパンを真空成型品に変えてコストダウン

エアコン部品

基本情報

地域:
中部地方
業種:
電気・電子部品
成型品:
エアコンのドレンパン
  
素材:
アルミ
取数:
1丁
サイズ:
約600㎜×700㎜

今回はエアコンに使用するABS樹脂製のドレンパン用の真空成型金型を製作した事例です。

ABS樹脂のインジェクション成型品ドレンパンを真空成型品に変えたい

エアコンメーカー様と取引のある中部地方の真空成型メーカー様からABS樹脂製のドレンパン用の金型の製作をご依頼いただきました。

エアコンメーカー様では現在、エアコン内部に使用するドレンパン(冷却コイルに暖かい空気が触れて、冷却されるときに空気中から分離した水滴を受け止める皿)をインジェクション成型で製作されていたそうです。

しかし、機種数が増え、1機種当たりのロット数が下がってくると、量産向きのインジェクション成型では1個あたりの製品単価が上がってしまいます

製品単価をできるだけ安くするために検討を重ねた結果、ドレンパンを真空成型できないかと、真空成型メーカー様にご相談されたとのことです。

ドレンパンの形状と、材質であるABS樹脂が真空成形でも製作可能なものと判断できたので、弊社にご依頼いただきました。

現物サンプルから図面を作成し大型加工機で複雑な金型を加工

メーカー様から支給されたインジェクション成型で製作したドレンパンの現物から図面を製作しました。

その後、図面を元にアルミに加工を施し真空成型金型を製作します。

ドレンパンは600㎜×700㎜と成型品としては大型でさらに複雑な形状の物でしたが、弊社には大型加工機がありますので、難なく加工を行なう事が出来ました。

真空成型に使用するプラグも同時に製作しました。

製作した金型を使って、実際にABS樹脂で成型を行なったところ、真空成型メーカー様で問題なく量産できそうとのことでした。

コストダウンに成功し追加で5機種のドレンパンを製作

今回はインジェクション成型で製作していたエアコンのドレンパンの現物から、真空成型金型を設計し、真空成形でのドレンパンの量産に成功しました。

1つ目がうまくいったおかげか、その後、さらに5機種のエアコンのドレンパンの金型についても製作をご依頼いただきました。

10~100万単位の大量生産では製品単価を下げられるインジェクション成型ですが、型を製作する費用がかなり高額になり、初期費用がかさみますので、多品種少量生産の現場には向かないかもしれません。

真空成型ですと型代だけでも、形状にもよりますがインジェクション成型の5分の1から10分の1ほどの価格まで下がりますので、初期費用をおさえることができます。

ただし、成型品の形状や材質によっては向き不向きがありますので、もし、インジェクション成型から真空成型への変更をご検討中でしたら、ぜひ一度ご相談ください。

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